まずは年収です。仮にあなたが30代の女性だとして、450万の男性と600万の男性で迷っているとしましょう。正直なところ見るべきところは現在の年収の金額じゃないですよ。年収が高くても、リストラされたり病気で働けなくなったりすれば、あっという間に低年収か無収入に転落していまいます。逆に年収が低くても、これから昇進や転職、副業などで上がる可能性はあるわけです。現在いくらなのかということは、とても変動しやすい条件なんですよ。むしろ
- その業界は、社会全体からみてどういう位置づけか
- その会社は、業界内でどういう存在か
- その人自身はどういうふうに仕事をしてきたのか
- これからどうしたいと思っているのか
- そのためにどんな行動をしているのか
の方が重要だと思います。産業界全体からみて、没落していくだろうと思われる業界にいる場合、現在の年収がどれほど高くても長くは続かないはずです。だって没落していく業界なんだから。逆に、イケてる仕事なら、現在の年収がイケてなくても上がる可能性がありますよね。同様に、業界内でのシェアやどういう社風の会社なのかやその人自身の職業観や展望の方が100倍大事です。
そっっか!!! じゃ、どんな業界やどんな職業観ならイケてますか?
とか聞かないように(`ー´)!! コタエをすぐに求めてしまうと、自分で考えないようになってしまいます。挙げ句に、年収だなんていう解りやすいけど、一番アテにならないモノに頼ることになってしまうんですよ。
こういう大切なことは自分で考えるもんです。
結婚生活にお金が必要なのは、間違いありません。なので、モンダイは現在の年収ではなく稼ぐ力そのものの方です。どのくらいの稼ぐ力があるのかをいろいろな質問や会話の中から、すこしずつ理解して行くんですよ。
……え? オマエはどうだったのかって?
…うーん。私の場合、「現在の年収」より「稼ぐ力」の方が数十倍大事だということがよく解っていました。また、その稼ぐ力は知性に大きく依存していると考えていました。なので、結果的にはアタマのいい人がイイと思ってましたね。で、アタマのイイってのは、学歴のことじゃなくて「自分がどれほど無知かを知っていること」だと定義してました。ま、これはまた別の回で書くことなんですが、知性ってこういうものだと思うんですよ。将棋界で前人未踏の永世七冠を達成した羽生善治さんは、永世七冠達成のインタビューで、
本質的に将棋をまだなにも解っていない
でしたから( ̄∇ ̄)。永世七冠って、今まで誰1人成し遂げたことのない偉業なんですよ。その彼が彼だからこそ、こう言うんです。知れば知るほど、己の無知さに気がつくものなんですよ。
で、さらに言えば、知性とは読書の数と質だと思っていますから。これは結婚した現在でも、変わらないです。本を読まないオトコは
「サル ウッキキー」
です。たまに温泉に入って観光客を喜ばしてあとは山の木の上で過ごしてください。人メスとつがっちゃいけません。いかん、なんだか横道にソレてきたわ。次は「年齢」をぶった切ります。