AmazonがこのAmazon Goをどう位置付けているかについては様々な意見がありますが、私は結構本気だと思います。もちろん、実店舗ビジネスの展開にはリスクが伴うので、慎重でなければなりませんが、「コンビニ」というビジネスが日本ほど一般的でない米国においては、とても大きなポテンシャルを持っています。また、ビジネスモデルが破綻しつつある日本のコンビニ(オーナーの超過労働でかろうじて成り立っています)でも導入を真剣に考慮する意味はあると思います。
ちなみに、Twitterのコメントで、「悪くは無いと思うけどファミチキやアメリカンドッグや肉まんやおでんなど補充したり揚げたりする日本式コンビニは生き残ると思うな」というものもありましたが、決して「無人コンビニ」ではないので、その手の「熱々を食べてこそ美味しい食品」を販売することも十分に可能です。
レジを無くしたことを「人件費の節約」と解釈している人がいるようですが、それは間違いだと思います。それよりも、顧客に最高のショッピング体験を提供し、結果として一店舗あたりの売り上げを(通常のコンビニの)何倍にもすることを目指しているように私には見えます。
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