さて、北朝鮮であるが、平昌オリンピックに合わせて訪韓した安倍首相を批判する評論を18日付けの『労働新聞』に掲載した。曰く、9日の五輪開会式に出席した安倍首相とペンス米副大統領が、韓国・北朝鮮選手の合同入場行進時に起立して拍手しなかったことに言及し、「同族間の和解の雰囲気に冷や水を浴びせようとした。実に憎たらしい、招かれざる客だ」と非難したのである。
安倍首相とペンス副大統領が拍手・起立しなかったことは当然のことではないか。それならば、北朝鮮の應援團(応援団)は15日のフィギュアスケートペアのフリースタイルに出場した北朝鮮のリョム・テオク、キム・ジュシク組を応援した際、他国ペアにも拍手を惜しまなかったが、唯一、米国ペアには最後まで誰一人拍手を送らず、拍手の有無を統制するかのように際立った態度の違いを見せたのである。また、この應援團は会場モニターに米国ペアが回転ジャンプの着氷に失敗するリプレイが映し出されると、失笑して互いの顔を見合うメンバーが何人もいたという。
北朝鮮の美女軍団に魅力を感じ、彼女らの一挙一動に感心したのは韓国の純粋・素朴な国民だけであったのではないか。私に言わせれば美女軍団は「悪の仮面を被った醜悪な女性軍」に過ぎない、まさに平昌オリンピックには招かれざる存在であったと思うのだが。韓国の男どもは「南男北女」に酔い痴れているようだが、今や北朝鮮の美女軍団の顔も韓国の整形美人も同じように見えた。むしろ、ホッケーの合同チームの女性選手たちの顔にはオリジナルな朝鮮女性の顔の持ち主が多かったような気がする。(宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄)
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