永江一石さんの回答
どんなマンションかによっても変わりますが、投資用ではなく、いわゆる郊外の居住用マンションを買うのは止めた方が良いです。地方なら尚更お勧めしません。
何度もブログに書いてますが、人口があと50年で3割も減るので住宅は余り、値段は確実に下がります。地方では特にその傾向は顕著で、働き口がなくなり、おじいちゃんおばあちゃんを田舎に残して東京に働きに出るのでさらに高齢化と人口減少、空き家問題に拍車がかかるでしょう。
東京は30年後ぐらいから人口減少が起こるので少しタイムラグがあって、団塊の世代とその一回り下の世代が70~80歳になって都内のマンションには住めなくて引っ越すことがあるかもしれません。でもそのときに探すのは、駅近くで1階がスーパーで2階が病院と接骨院みたいな、出歩かなくて良い老人にとって楽なマンションですよね。若年層がマンションを買えない中で、高齢者が郊外の駅徒歩10分以上でスーパーも遠いような住宅は誰も買わなくなります。
投資用のワンルームマンションで、都内にあって新橋まで15分でいけるような利便性が高いものは値下がりしないと思いますが、郊外の居住用マンションは値下がり確実で、需要があって多少でも値下がりが少ないのは駅近くで利便性が高いものに限られるでしょう。数年後には販売価格も大きく値下がりすると思います。