私はもうサラリーマンはやらないと決めているんですが、何かの間違いでもう一度東京でサラリーマンをするとなったら、履歴書には絶対にこのメールマガジンのことを書きますし、面接でも話すでしょうね。そうしたら、どんなに鈍い人でも、
- 10年間継続して配信していること
- 4年連続でまぐまぐ大賞を受賞していること
- 読者が5万人以上いること
から、これはタダの応募者じゃないぞ、と気付きますよ。そして過去ログを100本でも読んでもらったら、私の仕事力がどの程度なのかが理解出来るはずですよね。これがどれだけ採用に効いてくると思いますか?
面接とか、職務経歴書、ましてや履歴書なんてのは、アテにならないわけですよ。それは採用に関わったことがある人はみなさん分かっていますよね。その人の本当の実体を知るために、さまざまなテストや面接の手法が編み出されたわけですが、SNSはそれら全てを葬り去る威力があるんです。過去ログまで読めば、ウソ偽りの無い、その人のリアルが透けて見えますから。
ですからSNSをやっている人は注意した方が良いですし、どうせやるのならこれを自分のブランドを高めるために利用すべきだと思いますよ。
笑っちゃう話ですけど、ある会社でリストラをしなきゃならなくなって、誰をクビにするのかを幹部が検討した際に、個人でツイッターのフォロワーが2万人いる人は、
■ こいつをクビにしたらツイッターで何を書かれるか分からんぞ
という理由で対象から外されたなんて話があります。でもこの判断は非常に正しいと思いますよ。たかだかツイッターなのに、コツコツとフォロワーを集めたら、それが自分の命を救ってくれたというオチになったわけですね。
一番損をするのは、SNSをやっていない人ってことに、これからの世界はなるんでしょうね。
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