安倍総理は、トランプの決断を「熱狂的」に支持する
トランプさん、もう一人の人物に言及しています。そう、わが国の安倍総理。
10日の別のツイートでトランプ大統領は、安倍晋三(Shinzo Abe)首相は米朝首脳会談に「とても熱狂的」だったと述べた。
(同上)
トランプさんは、安倍総理のリアクションについて、「とても熱狂的に喜んでいる」と認識したようです。安倍総理、見事です。
夫婦が共同で何かのプロジェクトに取り組んできたとしましょう。ところがある日、夫が妻に相談せず、自分一人で重大な決断をした。妻は、「なんで私に相談せず、勝手に決めたのよ!」と拗ねることもできます。
今回の件について、日本でも、「頭越し」「蚊帳の外」などと拗ねている人がいます。その時夫は、「いい決断をしたのに、何で怒ってるんだ」と考えるでしょう? 夫婦仲は、険悪になります。賢い妻なら、こう言います。
「あなたは、なんて賢明な決断をしたのでしょう!これは、世界を変える歴史的な出来事よ!」
そして、ニッコリ微笑めば、夫は「なんといい妻だろう!」と神さまに感謝することでしょう。「日本はアメリカの妻か!」と憤る人がいれば、別に日本は夫でアメリカは妻でもいいのです。あるいは「友達」でもいいのです。要は、他の人の決断を喜び、支持すれば、その人と近くなる。心小さく、「どうせうまくいくはずがない」といったり、「俺に相談なしで決めやがって!」などと憤れば、その人と遠くなる。
私たちは、「日本に沖縄の領有権はない!」と公言している中国に勝つために、アメリカと仲良くしなければならない。だから、「トランプさんすごい!」「トランプさん偉い!」でいいのです。
で、米朝首脳会談は、成功するのでしょうか? そんなことは、誰にもわかりません。しかし、金正恩が「非核化の意志」を示したのですから、交渉、対話を開始するのは当然です。
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