証人喚問ではひとつ、重要な新事実が明らかになりました。
佐川氏は文書を破棄したとする昨年の答弁を、丁寧さに欠けたとして事実上、撤回したのですが、その理由をザックリといえば「パワハラ」。野党の執拗で短兵急な質問により、休む時間も寝る時間もなくなり、うっかりしていた、的に佐川氏は答えています。
これ、裁量労働制でせんぞ騒いだ「長時間労働」と「パワハラ」。働き方改革法案への反対で、これを批判したのは野党はもちろん、マスコミも同じく。
役人には長時間労働を強いてパワハラしても良い、とはどんな差別主義者なのかと呆れます。決裁文書の書き換えは論外とは言え、そうしてしまった理由に、こうした職場環境があるなら、再発防止の具体策は、自ずから見えてくるというものですが、こうしたロジカルな結論を語る有識者が誰一人いないんですよね。
image by: 首相官邸