5つめは一番大事なことです。この時期に、子どもが親の愛情を実感できるようにしてあげてください。本格的な反抗期を目前にして、これはとても大切なことです。
ですから、ここまで書いたことの全てを、イライラしながらやるのではなく、穏やかな気持ちで親の愛情を注ぎながらやってください。さらには、ぜひ、その子の存在を無条件に肯定する言葉も贈ってあげてください。
例えば、「○○君が中学入学かあ、お母さん、すごくうれしい」「こんなに大きくなってくれてありがとう」「あなたはお父さんとお母さんの宝物」などです。親にこう言ってもらえると、子どもは本当に親の愛情を実感できてうれしいものです。たとえ態度には表さなくても、です。
最後に、羅列的になりますが、後いくつかやっておくとよいことを挙げておきます。
- 卒業・進学のお祝い会
- お世話になった人へ感謝の手紙を書く
- 進学する中学校の内情や部活についての情報収集
- 自分の趣味や好きなことをさらに深める
- 中学校の勉強内容にざっと目を通しておく
- 中学生の勉強法や生活術などの啓発本を読む
初出:聖教新聞
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