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さて、南禅寺だけではもったいないので、近くで青もみじがきれいな無鄰菴に立ち寄ってみて下さい。昭和26(1951)年に国の名勝庭園に指定された無鄰菴は、明治時代の首相・山縣有朋の別邸です。かの有名な庭師・7代目小川治兵衛により作庭された名庭です。それまでは枯山水庭園が主流でしたが、明治以後は琵琶湖疎水事業により、庭園に豊富に水を引くことが可能になりました。これにより、滝や沢を作り水の流れを表現する庭が豊かさをも印象付けるものと変化していきました。
無鄰菴では、庭園案内、お点前体験、能や和紅茶の講座、左官の紹介など様々なイベントを開催しています。詳しくは市内のホテルや観光案内所などでもパンフレットや案内を入手することが出来ます。
秋の紅葉も美しいですが、初夏の青もみじも見事なので、是非京都の新緑を楽しんでみて下さい。
いかがでしたか? 京都は日本人の知識と教養の宝庫です。これからもそのほの一部でも皆さまにお伝え出来ればと思っています。
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