日台関係を悪用した詐欺集団の幹部逮捕で、台湾は連日の大騒ぎ

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台湾独立を謳い詐欺行為を働き続けてきた「台湾民政府」なる団体の幹部が逮捕され、台湾のワイドショーは連日この話題でもちきりだといいます。台湾出身の評論家でメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の著者である黄さんは、同団体の行為を激しく非難した上で、日本にも進出している彼らのペテンにかからぬよう注意を喚起しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年5月15日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾】でたらめな日台関係、台湾独立を主張する団体に要注意

日本復帰主張の「台湾民政府」は“政治ねずみ講”=検察、本部を家宅捜索

「台湾民政府」とは、2008年、以下のような定義で組織された団体です。

現時点の「台湾法的地位」は「日属米占」である。つまり「台湾の領土主権は日本天皇に属し、主要占領権国の米軍事政府の占領下にある」とのことだ。そして亡命政府となった中華民国に不法占領されている。

台湾民政府

台湾はいまだ天皇領だと主張して訪日・靖國神社参拝をしたかといえば、「日本から主権を取り戻しアメリカの占領下から脱することで台湾の独立を勝ち取ろう」という大義名分も掲げるなど、要するに主張は支離滅裂です。

日本はサンフランシスコ講和条約で台湾の主権を放棄しました。しかし、その後の台湾の帰属先は決められませんでした。それが「台湾地位未定説」であり、台湾の主権は台湾住民によって決められるべきだという台湾人の主張の事実的根拠であるとともに、中国の主張する「台湾は中国の一部を論破するための事実でもあるのです。

しかし、この「台湾民政府」の主張は、一見すると台湾独立を主張するかに見せて、台湾をいまだ天皇領と定義するなど、その主張はデタラメばかりです。日本の皇室を利用したり、とんでもない主張をする詐欺グループであり、真の日台の共栄を願う者にとってはむしろ警戒すべき集団なのです。

同団体は、設立後から台湾民政府の名のもとに会員を集め、独自の身分証や車のナンバープレートなどの販売、幹部講習と称した有料講習会の開催など、何かと会員から集金するシステムが確立されていました。

その台湾民政府が、ついに詐欺集団だということで幹部たちが逮捕されるに至ったのです。幹部逮捕の報道がなされてから、台湾のワイドショーはこの話題でもちきりで、これは台湾独立を謳った詐欺であり、台湾独立というのは詐欺の口実としてじつに便利だとのコメントも出ています。

造“台獨夢”行“吸金”之實…台灣民政府“終於栽了!?”part2

台湾民政府の主催者は林志昇という人物で、2006年に高雄市長選に立候補するも最下位で落選。その後、自身を高雄州州長と名乗り、台湾民政府を設立しました。台湾民政府はクチコミで会員を拡大し、幹部逮捕時の会員数は3万6,000人でした。

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