日本時代の建物を残したい。台湾人の切なる願いの裏にある日台の絆

 

戦中、米軍による台湾大空襲では、私の故郷である高雄県の岡山という地域は、台湾空襲の際、当時の帝国海軍航空隊最大の基地として爆弾の40%以上が集中しました。この時残った給水塔が、岡山のシンボルとして今でも残っています。

そして、私が小学生のとき終戦を迎え、日本人家族と入れ替わりに中国人家族が押し寄せてきました。中国人家族は、日本人が作り上げた緑豊かで清潔な宿舎などを、またたく間に乱雑な状態にしてしまったのです。大陸の人々は、島国の人々と物質面だけでなく精神面でも大きな違いがあったことを、私はこの時知ったのです。

image by: Twitter(台湾ニュース@中央社フォーカス台湾)

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