忙しいのに業績が悪い企業の経営者が、根本的に間違えていること

 

忙しくなる理由

このお店の経営者は、あれもこれもと仕事を抱えてしまうのが癖です。そして、その一方で、お店のスタッフにあれもこれもと指示をします。そうなると、お店全体が「あれもこれも病」です。これでは、忙しくなってしまうのは当たり前です。

では、どうしてそんなことになってしまうのでしょう。それは、仕事の優先順位のつけ方や整理の仕方が上手ではないからです。

このお店の経営者は、毎日「やることリスト」を作って、それぞれの優先順位を決めています。良いことです。しかし、よく見ると、そのやることはほとんど作業」のリストです。これでは、肝心の「経営戦略を考える時間は確保できません。ということは、「やることリスト」に問題があります。毎日「やること」を決めるのは良いですが、決め方が問題です。

まず、少なくとも1ヶ月間のやることリスト」から始めなくてはいけません。今月中にどうしてもやっておかなくてはならないことのリストです。それには、毎月生じる通常業務も含まれます。例えば、来期の販売戦画の立案、3か月後の店内イベント企画立案、次期シーズンの商品発注、月度請求書のチェック、月度販売会議の開催といったことです。

その次に1週間のやることリスト」を決めます。最後に本日のやることリストです。すると、1ヶ月、1週間の「やることリスト」によって、すでに本日やることはかなり決まってきています。もう、あれもこれもと予定を入れることができないほどです。

これで、やることの優先順位が決まりました。さて、次は時間配分です。

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