忙しいのに業績が悪い企業の経営者が、根本的に間違えていること

 

忙しくならないために

「忙しい」「時間が足りない」という人は、往々にして自分の仕事処理能力を過信しています。

例えば、一つの「やること」にかかる時間を1時間と見積もったとしましょう。多くの場合、その1時間でできることは少ないものです。もしかしたら、その2倍も3倍もかかることだってあります。だから、忙しくなるのです。時間が足りなくなります。

これは、経営者ばかりではありません。社員の皆さんも同じです。その結果、残業が増えてしまうことにもなります。特に売場のスタッフは、接客業務だけでは終わりません。販売日報を書いたり、ブログを投稿したり商品発注書を作ったり、やることがいっぱいです。

残業をなくすには、「やることリスト」を1ヶ月1週間当日といった順序で組み立ててもらいましょう。そして、処理時間を過信させないことも大切です。

また、それぞれの処理時間の目安を決めておくといいでしょう。例えば、販売日報の作成時間は20分までとか、売上分析の時間は30分までとか。そうした決まりがないと、時間が有効に使えませんし、時間が確保できません。

そのためには、簡単な作業マニュアルを作ることが必要かもしれません。もしかしたら、作業を外注することで、時間が確保できることもあります。

いずれにしても、仕事の優先順位を決めて、やるべきことの整理をすることです。そんな習慣が出来れば、「忙しい」という社員は少なくなることでしょう。そして、まずは経営者自身が時間の使い方に上手くなることです。時間は誰にも平等に与えられています。うまく使うのは、工夫次第です。

■今日のツボ■

  • 「あれもこれも病」にかかると、毎日が忙しくなる。
  • 1ヶ月、1週間、本日の順で「やることリスト」を作る。
  • 自分の仕事処理時間を過信してはいけない。

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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