金丸 「セブン-イレブン本社のビルに入っているファミレスにずっと居座っていて、そこですぐに書き直して『これならどうでしょう?』ってアポも取らずにまた上がっていくんです(笑)。
『また来たのか!』って驚かれましたけど、そうやって先方が漠然と思い描いているものを、私がどんどん具体化していくものだから、ひょっとしたらこいつはできるかもしれないと思ってもらったようでしてね。大手は開発に1年半かかると言うけれども、すぐほしいんだと。半年でできないかと打診されたんです。
最初は無理だと思いましたが、いったん持ち帰って若いチームに『これをやり遂げたら皆ビックリするだろうけど、どうかな?』と聞いてみたんです。
新聞にはきっとこんな見出しで報じられて大騒ぎになるぞって、レイアウトまで書いて(笑)。そうしたら、『こうやればできるかもしれませんね』ってアイデアが次々と上がって、それじゃあやってみるかという話になったんです。
おかげで夜も眠れない厳しい日が続きましたが、何とか半年でやり遂げることができたんです。
牛尾 「運の強い人は、やっぱりそういう時に成功するんですよ。これが勝負所だというのは、その時は分からないものです。けれども、努力を続けていると、そういうチャンスは必ず訪れるものです」
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