連日、異常な暑さが続いている日本列島。こんなときはどうしても冷たい料理を欲してしまいがちですよね。しかし、冷たいものは免疫力をぐんぐん下げてしまい、体調を崩しやすくなるとか。そこで、無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』の著者でプロの料理人・gatugatu佐藤さんが伝授してくださるのは、暑い日にこそ食べるべき「すき焼き」。にんにくたっぷりでスタミナ満点、厳しい残暑を乗り切れること間違いなしの一品です。
牛のスタミナすき焼き
佐藤です。
暑い日が続くどうしても冷たい料理に手を出してしまいます。冷たい物を食べすぎて体温が1度下ると免疫力もどんと下るのです。
で、クーラーの冷えにやられて風邪をひいたりします。駄目押しになるのが冷たい飲み物。お腹が冷えて消化に負担をかける。吸収が上手くいかなくなりさらに体は弱っていきます。でも、このクソ暑いのにぬるいお茶は飲めないですし、冷やし中華がうまいですよね。ですが、せめて食事だけは、体が冷えすぎないように時折熱い料理を食べて頂きたい……
で、お勧めしたいのは、これ……『牛肉のスタミナすき焼き』。「この暑いのに、鍋じゃないですか!」という意見もあるでしょうが、これ、元気が出る「鍋」なんです。
レシピでは牛肉を使ってますが、豚肉でも鶏肉でもOK。何なら全部入れてもいいです。野菜は、キャベツ、玉ねぎ、人参、ゴボウ、ニラ。もやしなんか加えてもいいですね。
これを豪快にフライパンに入れて、『スタミナすき焼きたれ』を流し込んで強火でグツグツ焚くだけ。4~5分待てば、すぐ食べられます。実は、この料理、居酒屋さんで働いていたときに夏のメニューで出していました。お客さんみんな、超汗だくで食べてましたが、すごく好評でした。肉は、牛、豚、鶏、全部入れていたので、ボリュームも満点! 生のにんにくスライスもたっぷりで、男性のお客さんに特に人気でした。『スタミナすき焼き』を食べて元気が出なかった人は、いないのでは? と私は勝手に思ってます……。
ご飯のおかわりが必須になると思うので、ごはんをガッツリ炊いてから、レシピをみて下さい!
レシピ
【材料】
- 牛肉スライス……150g
- 牛蒡……30g
- キャベツ……200g(1/8個分)
- 玉ねぎ……(1/4個)
- 人参……20gくらい
- ニラ……30gくらい
●“スタミナ割り下”
- 清酒……40cc
- 水……40cc
- 濃口醤油……40cc
- 砂糖……35g
- おろしにんにく……10g
- 一味唐辛子……適量
1.牛蒡は、ピーラー(皮むき)を使ってささがきにします。
流水ですすいで、水気をきっておきます。
2.キャベツは、3.5cm角に切っておきます。
3.玉ねぎは、5mm幅のスライス、人参は、2mm幅の千切りにします。
ニラは、5cmの長さに切りそろえます。
4.小さいフライパンにささがき牛蒡を敷きます。
5.キャベツをガバっと入れ、 手前に隙間を空けて玉ねぎ、人参を混ぜて入れます。
6.その上に牛肉スライスを広げてのせます。その上に、ニラをのせます。
“スタミナ割り下”の調味料とおろしにんにくをボウルに合わせて、砂糖が溶けるまでよく混ぜます。フライパンの横から”スタミナ割り下”を流し込みます。
7.中火で4~5分焚いて、野菜、牛肉に熱が通ったら一味唐辛子をぶっかけて完成です!
今日紹介した“割り下”は「すき焼き食いたい!」と思った時にいつでも使えます。市販のすき焼きのタレなんかより絶対うまいです。
「gatugatu佐藤」こと佐藤周生さんが初のレシピ本を上梓。「家にいながら、居酒屋メニューが食べられる!」のキャッチコピーに偽りなしです!
『居酒屋めし – 最強おかずとつまみ72 –』
佐藤周生 著/ワニブックス