もう一つ、とても重要なこと。安倍総理は、オバマ時代もトランプ時代も、アメリカ大統領の決定を支持しないことがしばしばあった。しかし、なお安倍―オバマ、安倍―トランプの関係は良好だということ。
日本で、「自立外交」をした総理は、戦後何人もいました。田中角栄さんが、いい例です。比較的最近では、鳩山さんもそうでしょう。しかし、そのたび日米関係は悪化し、政権はつぶされてきた。安倍総理のように、「自立外交をして、なおかつアメリカと良好な関係を保つ」というのは前例がありません。
というわけで、石破さんの「総理は、国益より友情を優先させている説」には、根拠がありません。
事実をみると、友情と国益を、うまく両立させていることがわかります。私たちは、しばしば「イメージ」に振り回されますが、「事実」に基づいて判断することが大事ですね。
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