懐に飛び込む。本当に学びたい相手の時間を独占できる「正攻法」

 

では「もっと深く入り込んで真に学ぶにはどうすればいいのか?」というと、自社自分のためだけにセミナーや講演勉強会などを開催してもらえば良いのです。学びたい相手にそのことを提案し伝えればいいのです。

とはいっても、当然その分、お金も時間も必要です。ですが、一般に参加するセミナーや講演会とは違って何倍何十倍ものことを学ぶことができます。なぜなら、あなたがその人に仕事を依頼するからです。こうなると、仕事として繋がるので、会議をしたり打ち合わせをしたりという機会が増えていきます。1回にかかる時間が90分だとして、2回だと3時間。3回だと4時間30分。4回だと6時間。つまり、学びたいという人のその時間独占できるということになります。

ということは、その時間、相手の考えや段取り力、あるいは企画力など直接マンツーマンで学ぶことができるし、自社のためのセミナー内容を相手に伝え、説明しなくてはならないので、プレゼン力が養われていきます

さらに、打ち合わせや会議の後なんかは、雑談などから一緒にコラボの企画が生まれたり、新商品や新サービスのアイデアや企画が生まれることもあり得ます。こういうことが、セミナーや講演会に参加するだけでは決して学べない真の学びであり、何倍、何十倍もの価値があるということです。

さらには、ただ単にセミナーに参加して講師に名刺を渡すだけ、つまり忘れ去られる人にならずしっかりと繋がる関係になっていきます。

コミュニケーションをきちんと取り、関係性を維持していれば、単発で終わることなくその先も色々と一緒に仕事依頼したり、依頼されたりができるようになるでしょう。そうなってくると、益々、学びたい相手から直接マンツーマンで学ぶ機会が増えていきます。

ということで、学びたい人から学ぶということは自分の損得勘定や都合ではなくまずは相手の懐に飛び込み繋がることです。自らそのような環境を創り出すということなのです。

あなたは今、この人から学びたいという人がいますか?

■今日のまとめ

『学びたい人から学ぶには、相手の懐に飛び込む。』

  • 現在、学びたいと思っている人の名前を挙げる。
  • 上記で挙げた人から真に学ぶための機会を創るにはどんなことができるか? 考えノートに書き出す。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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