だからか。「イマドキの若者」が仕事に意欲を持てない納得の理由

 

これは、お金の話をしていますが、仕事においても、同じことが言えるなと感じます。身近で働いている人たちが、仕事に意欲的ではなく、成功しているとは言えない人たちばかりであれば、それを見た人は、憧れを持つこともありません。だから、意欲的に仕事をしようとは思いませんし、現状維持でも十分だと考えてしまいます。

一方で、仕事でとても成果を上げているような人が、身近にいると、その人に憧れを持つ人が現れます。すると、「私もそんな風になりたい」と感じて、仕事に意欲を燃やし、成長したいと考える人も増えてきます。

よくよく考えてみると、筆者の坂本も、そういう人たちが身近にいることがとても多くて、「こんな風になりたい」「自分も近づきたい」と憧れを持っていたように思います。

ということは、です。

先輩や上司たちが、新人を相手にしている時に、ネガティヴな部分ばかりを見せていると、それを見た新人たちは、憧れを持って頑張るなんてことをすることはないので、意欲がないなんて当たり前のことになってしまうと言えます。

逆に、意欲を持ってもらいたいと思うのであれば、楽しそうに働いている様子を見せてあげることも大事だし、意欲的に仕事に取り組んでいる姿を見せてあげることが求められるということになるのですね。

今時の新人さんたちが、意欲がないとか、欲がないとか言われることは少なくありませんが、それは案外、自分たち先輩や上司が、そんな風になりたいと感じるような姿を見せられていない可能性もあるかもしれないのです。

「今時の若者は」と言う前に、まずは一度、自分たちの姿に目を向けてみましょう。その姿が、「自分のそうなりたい」と思ってもらえるような姿になっているかどうか、そうでなければ、どんな姿をこれから見せていくことができるか。その意識を持っていなければ、ずっと理解し合えることはなく、平行線を辿り続けるだけです。

今回の話は、私も、とても大事なことを学ばせてもらった気がします。

今日の質問です。

・自分がこれまで、誰かに憧れを持ったことはありますか?
・憧れを持った人の姿は、どんな姿でしたか?意識的な部分だけでなく、どんな人物で、どんな見た目だったかなども含めて、思い返してみましょう

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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