さまざまな「ハラスメント」が問題となっている昨今、カスタマー・ハラスメントまたはクレーマー・ハラスメントという言葉を聞いたことはありませんか? 今回の無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』では著者で社労士の飯田弘和さんが、企業全体で悪質なクレーマーへの対応を早急に行うべきだとして、その対処法について詳しく紹介しています。
御社では、クレーマー・ハラスメントへの対応を行っていますか?
カスタマー・ハラスメントあるいはクレーマー・ハラスメントという言葉をご存知でしょうか? 要は、悪質クレーマーによる自己中心的で理不尽な要求のことです。
大声で怒鳴ったり、土下座を要求したり、代金の支払いを拒否したり不当な金銭要求をしてくる輩がいます。客という立場を悪用して、反抗できない相手に対して悪質なクレームをつける、実に汚い行為です。
このカスタマー・ハラスメントやクレーマー・ハラスメントの被害に最も合いやすいのが、店舗の販売員やカスタマーセンターのスタッフなどです。
クレーマーの中には数時間に及ぶクレームを行う悪質クレーマーもおり、その対応によって従業員が長時間拘束される事態が発生しています。当然、他の業務が滞ってしまうし、何より、そのような悪質クレーマーへの対応によって、従業員は強いストレスを感じます。中には、精神疾患を発症する人もいます。
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