第三因子の『「なんとかなる!」因子』は、幸せには前向きさや楽観性が必要だということを示しています。自己実現や成長、他者との繋がりを育む場合にも、「よし、何とかなる!」と、前向きで楽観的にチャレンジしていけることが必要です。そういう意味では、第三因子は幸せになるためのスパイスのようなものだと言えます。
最後の第四因子『「ありのままに!」因子』は、周りの目を気にせず、自分らしく生きることが幸せに繋がることを示しています。
例えば、第二因子の実現のために周囲の人と仲良くすることはよいのですが、それが人のペースに合わせてばかりになっては幸せになれないでしょう。人と仲良くしつつも、同時に自分らしさも持つことで幸せになれるのです。
【参考資料】● 佐伯政男,蓮沼理佳,前野隆司,主観的well-beingとその心理的要因の関係,日本心理学会第76回大会発表論文集,2012年9月(PDF)
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