ドラゴン桜の指南役が伝授、全科目に有利な読書好きの子の育て方

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みなさんは子供のころ、親から「マンガじゃなくて本を読め」といわれて反発したり、渋々従った経験はありませんか? なのに自分の子には、同じ言葉を投げかけてしまう…。そんな親御さんのために、今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では著者で漫画「ドラゴン桜」の指南役としても知られる親野智可等さんが、「子供を読書好きにする3原則」を紹介しています。

こうすればできる!! 「言語能力」を高める「読書好き」な子どもの育て方

すべての教科の基礎は国語力だ。算数も社会も理科も言葉によって表現されており、仮に計算能力が高くても国語力が低いと、式を立てることができない。言語能力を高めればすべての科目で有利になる。

それでは国語力を高めるにはどうすればいいか。なんといっても読書だろう。テレビやおしゃべりの言葉ばかりでは、学問の言葉は身に付かない。しゃべり言葉と書き言葉は別のものだからだ。

我が子を読書好きにする一番の王道は、読み聞かせである。小さい頃から絵本や童話を読み聞かせて、楽しい時間の中で本の面白さを味わうと、「読書がうれしいこと楽しいことという記憶になって読書好きになる。子どもが小さいうちの読み聞かせは親子にとって至福の時間でもある。怒る必要もなく、同じ世界で子どもと共に遊ぶことができる。

「親が読ませたい本」は間違い

小学生になっても読み聞かせは有効だが、4年生も過ぎる頃になると、だんだん難しくなってくる。その場合は、子どもが好きな分野の本を与えることだ。

親が一番やりやすい間違いは、親自身が読ませたい本例えば名作などを与えることだ。子どもは興味を持てないので、ますます本嫌いになってしまう。子どもが熱中できる本で読書を好きにさせることを優先するべきだ。

例えば、野球好きならイチローの物語とか、野球の歴史、過去の有名選手の自伝・評伝、マンガもいいだろう。水泳好きなら、北島康介選手の物語に熱中するはずだ。

本を通じて選手の人生観や試合中の選手の考え方や動きの分析などを知ると、自分の現在のレベルに比べて数段も深い世界が見えてくる。知識が深まり、同時に本の面白さも知ることができる。

マンガも読書の入り口になる

子どもが好きなことを読書の入口にするわけだ。ストーリーマンガや学習マンガもお勧めだ。最近は、ゲームに夢中で、本どころかマンガすら読まない子もいる。ゲームばかりではなく、質のいいマンガで物語の面白さを味わわせることは大切だ。

高校バスケットボールをテーマにした『スラムダンク』という人気マンガがあるが、大人が読んでも読み応えのあるいいマンガだ。

親もマンガの食わず嫌いにならず、自分で読んで、いいマンガを見つけたら、子どもに読ませよう。

マンガが本への入口になる。

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