ドラゴン桜の指南役が伝授、全科目に有利な読書好きの子の育て方

 

中学になっても絵本は効果的

高学年や中学生になっても、意外と効果があるのが絵本である。この年代でも絵本から本好きになる子はいる。絵本といっても、大人も感動するような内容の深いものも少なくない。しかも、字が少ないから本になれていない子でも読める

例えば、『わすれられないおくりもの』(スーザン・バーレイ作生き方について考えさせてくれる物語だ。みんなに頼りにされていた賢い穴熊が、ある日亡くなってしまう。森の動物たちは、悲しみにくれながらも、穴熊の思い出を語り合ううちに心が癒されていく。

また、荒れ果てた地に木を一本ずつ植え、緑の森に蘇らせた男の物語である『木を植えた男』(ジャン・ジオノ作もすばらしい

宮澤賢治の童話の絵本もいいだろう。絵本が好きになって本を読むようになった子も多い。絵本は高いと感じるひとは、図書館でたくさん借りてくればいい。

大人が感動するこれらの絵本は、実は、小さい子にはあまり好まれないこともある(小さいころは、読んでいておもしろくて楽しい絵本が一番なのだ)。だが、その分、高学年や中学生などに好まれることもよくあるのだ。

初出「親力養成講座」日経BP 2010年2月4日

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5年連続でメルマガ大賞の「教育・研究」部門賞を受賞!家庭教育メルマガの最高峰。教師生活23年の現場経験を生かし、効果抜群の勉強法、子育て、しつけ、家庭教育について具体的に提案。効果のある楽勉グッズもたくさん紹介。「『親力』で決まる!」(宝島社)シリーズは30万部のベストセラー。

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【著者】 親野智可等 【発行周期】 不定期

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