非核化にしてもこれまでは「韓半島の非核化」一本やりだったのが、今回はじめて「北朝鮮の非核化」と北朝鮮を露骨にダイレクトに浮き上がらせている。
これも、先日(9月19日)の文在寅と金正恩との南北首脳会談で、お互いに深いところまで話し合い、相互の理解や信頼がかなり高くなっているがゆえの「北朝鮮の非核化」ではないかと筆者は考える。
つまり、北朝鮮のことを腫れ物にさわるようにそうっとそうっと、騙し騙しやるのではなく、今や互いに独立した「オトナ」として扱える段階に入ったということなのではなかろうか。北に気兼ねなくしゃべれるようになったということだと理解する。南北関係、さらには米朝関係は、水面下で粛々と進展していると判断してよさそうである。
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2