まるで地域の嫁姑問題。地元町会とマンション住民の対立解決法

 

長年やってきたやり方を変えるのは難しいのです。長くやればやるほど、高齢になればなるほど難しいのです。町会の役員は、基本、保守的な方が多いのです。革新的な考えの人は、そもそも長年町会の役員をやっていないのです。新参者に強く言われて、自分たちが努力して守ってきたものが壊されるのはいやだという思いが強いのです。自分の居場所が奪われるようで嫌なんです。それが正しい、間違っていると争っても何も生まれません。そんなときは、目障りにならない程度にそっと新しい種をまきながらあまり深く考えないでいる。時期が来て、一斉に芽吹いたあとの様子をしっかり思い描きながら…。

昭和の価値観を引きずった平成はもうすぐ終わります。いろいろなことが大きく変わろうとしています。解決案がみつからない問題は、堂々巡りしていないで、ちょっと横において、自分たちの努力でできるコミュニティづくりに集中しましょう。人のつながりは一対一の関係の積み重ねです。組織の在り方に関係なく、いくらでも方法がありますから。

と、そんなことを思いました。

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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