まるで地域の嫁姑問題。地元町会とマンション住民の対立解決法

 

地元町会の関係者が何人かマンションに入居している場合は、その人たちが繋ぎになって、むしろ、町会の担い手が増えたとプラスにとらえられることもありますが、それがないと、まとまってど~んと入居した人たちは、自分たちの今までの平和を乱すのではないかと警戒される…それも何となくわかります。後から来た人間なんだから、控えめに、自分たちに従ってくれ…と思うのです。マンションを購入して組合員になった瞬間から、当然に権利を主張できる管理組合の感覚で、町会の運営方針に口出しされたり権利を主張されたら困ると構えるのです。

これって、「地方への移住でもあることのようです。一軒で移住したら、困っているところを近隣が助けてくれる、田舎の人は暖かくていいということばかりが宣伝されがちですが、それぞれの権利に関わる問題になるとよそ者には関係ないという態度で村の話し合いから外されて、ショックを受けるという話も聞きます。そんな村の共同体的感覚が都会の昔からある町会に見られるのも、ある意味当たり前かもしれません。

1マンションで1議決件にしてくれ…と言われて余りにも不公平だと思うのは当然ですが、町会側になってみると、突然できた1つのマンションが100議決権を持っているとなるとそれはかなり怖いことかもしれませんよ。だいたい、町会の総会は、ほぼ役員だけが集まって、その場の拍手で決まる程度のものです。欠席した人の委任状をとるようなこともありません。町会の総会に30人が集まって、その中の1人が100票持っていたら、すべてのことが覆さえてしまいます。それは確かに怖いよね…と、まず相手の気持ちを想像してみます。

 

長年近所に暮らし気心が知れた人たちにとって、何を考えているかわからない人たちの集団は、黒船襲来みたいなものかもしれません。歓迎しないような発言はこの怖さの表れだと思います。ここで、マンション側が運営の改善を求めると、相手は、よけい警戒感を持ちます。気心が知れないうちに強く主張すると、相手は心を閉じてしまうのです。こういう硬直した関係になったときは、結論を急がすに時を待つということも重要なのではないかと思いました。

対立を鮮明にしなければだんだん理解し合えることも増えてきます。古い体質は、いつかは変わっていかざるを得ません。強引に変えようとしなくても時がくれば世代交代です。感情的なしこりを残すようなことをしないで、薄くてもつながりながらうまく流す。いずれ、世代交代せざるを得ないときにマンション住民が、まとまって存在感があるコミュニティになっているように、自分のマンション内のつながりづくりを地道にすることです。

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