低学年は別ですが、中高学年になると自分が駄目だと思い込むと頭が働きません。だから、できない子を伸ばす第一条件は学習に夢中にさせて、できないという気持ちを忘れさせることなのです。
その子が4文字書けたのを見て、すぐに漢字テストをしました。8人の児童のうち、彼は3番目に書き終わりました。全問正解です。私が「君は漢字大好き少年に変わったね」と茶化すと、「ほんまや」と嬉しそうでした。そして翌日の漢字テストで、彼は100点をとりました。
本気で学習すると子供の脳の働きが活発になって劇的に学力が向上するのです。やり方を工夫すれば、一瞬でレベルアップできることも分かりました。必要なのは、簡単なことを本気になってやること。音読、漢字、百ます計算は最適の学習法だったのです。
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