絶望するにはまだ早い。米中間選挙下院選で国民が見せた「正気」

 

トランプ再選はあるのか……

こういう結果なので、トランプが言葉どおり「大成功」と思っているのか、それは強がりで本当は怯えているのか、本当のところは分からない。1つだけはっきりしていることは、そのどちらであるにせよ、彼の唯我独尊ぶりはますます酷くなって、米国民のみならず全世界にさらに迷惑を及ぼすだろうということである。

いま米国社会が抱えている深刻な問題はどれも、米国本来の多様性原理に立ち戻って、多民族・多文化主義を一層進化させる方向で立て直すことなしには解決しないだろう。またいま世界が抱えている問題はどれも、ポスト覇権時代の多極化原理を確かめ合って、国際協調と多国間対話の手法で粘り強く解きほぐしていく以外に打開の道は見つからないだろう。

image by:Joseph Sohm / Shutterstock.com

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2018年11月12日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分税込864円)。

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早稲田大学文学部卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。現在は半農半ジャーナリストとしてとして活動中。メルマガを読めば日本の置かれている立場が一目瞭然、今なすべきことが見えてくる。

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