まだまだ元気だ。世界をリードする日本企業「ダイフク」の底力

 

運ぶ、仕分ける、搬送で企業の下支え

いまや2万アイテムを扱い、1日平均5,000件のオーダーを受注後、平均で約3時間のうちに出荷するという。しかもダイフクのマテハンは世界規模で展開しており売上高に占める海外比率は67.3%(2018年3月期)で、世界の23の国と地域に拠点を設けている。北米は自動車、IT、流通、サービスの中心の国なので、アメリカでトップを目指すとともに今後は中国、ASEANでも伸びが顕著な自動車、エレクトロニクス、飲料、食料、医薬品、ネット通販などの分野でコンサルティングからアフターサービスまでの一貫体制を目指しているという。

マテハンの活用は「運ぶ仕分ける保管するを究めることにあるが、新サービスの提案力、新市場の創造力を求めているうちに日本の企業の底力を底上げする役割を担ってきたといえる。将来は瞬時に正確にモノを届ける技術の開発が流通業を制するカギになってくるという。いまや流通システムの改革は企業競争力の中で極めて大きなウエイトを占めるようになっているといえる。(Japan In-depth 2018年11月23日)

なお、ブログにはダイフク社の会社案内VTRを合わせて掲載しております。ご興味をお持ちの方は合わせて参照下さい。

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image by: ダイフクHP

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ジャーナリスト。1942年生。慶応大学経済学部卒業後、毎日新聞社入社。大蔵省、日銀、財界、ワシントン特派員等を経て1987年からフリー。TBSテレビ「ブロードキャスター」「NEWS23」「朝ズバッ!」等のコメンテーター、BS-TBS「グローバル・ナビフロント」のキャスターを約15年務め、TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」に27年間出演。現在は、TBSラジオ「嶌信彦 人生百景『志の人たち』」出演。近著にウズベキスタン抑留者のナボイ劇場建設秘話を描いたノンフィクション「伝説となった日本兵捕虜-ソ連四大劇場を建てた男たち-」を角川書店より発売。著書多数。NPO「日本ニュース時事能力検定協会」理事、NPO「日本ウズベキスタン協会」 会長。先進国サミットの取材は約30回に及ぶ。

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【著者】 嶌信彦 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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