暖冬傾向とはいえ、徐々に確実に真冬へと季節は進んでいて、寒さに伴う身体の変調を感じ始めている人も多いのではないでしょうか。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生は今回、この時期に注意したい膀胱炎の諸症状と対策についてアドバイスしています。
寒い時のひん尿対策
【寒い時になる膀胱炎】
現代医学的には、感染が原因とされる膀胱炎。ひん尿、排尿時痛、尿の色が濁る、下腹痛や腰痛、ひどくなると発熱などがみられます。
東洋医学では、足元からの冷え込みが原因で、下腹にある膀胱が固くなり、尿をためることができなくなり、足首のむくみやひん尿から、症状が始まると考えます。
【固くなる膀胱対策】
膀胱が固くなると、ひんぱんな尿意や尿漏れ、夜間尿などが気になります。足元のむくみや足先の冷えなどを感じたら、骨盤内の血流をうながして、膀胱のこわばり対策をしましょう。
「腰の下にカイロ」
ベルトの下に仙骨という骨盤の中央にある骨があります。ここにカイロを貼ることで、骨盤内の血流がよくなり、足腰の緊張緩和ができるそうです。
「太もも内側『箕門のツボ』」
また、太ももの内側中間点に「箕門(きもん)のツボ」があります。排尿トラブルのある時には、ここにこわばりが現れるといいます。入浴中や就寝前に、手のひらで軽く太ももの内側の筋肉のキワを、「箕門のツボ」を中心にほぐすことで、膀胱のこわばりが取れて、ひんぱんな尿意や尿漏れが楽になると言われています。
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