日本軽視がアダに。韓国が大国から相手にされなくなる危ない未来

 

日韓の関係悪化が影を落とす東アジア情勢

日韓関係が修復不可能なレベル近くまで来ているという“危機”は、東アジア情勢にも大きな負の影響を与え始めています。その多くは対北朝鮮の措置に関わる内容ですが、他には中国との付き合い方に関する内容にも影響が出ています。そして、それらにはすべて「いかに米国を巻き込みつつ、東アジア情勢を安定させるか」というより大きな外交イシューが絡んでいます。

まず北朝鮮絡みでは、ご存知の通り、米朝首脳会談の実現に向けて、先の南北首脳会談がその“つなぎ”の役割を果たしたと言われ、また第1回目の米朝首脳会談後に、米朝関係に緊張感が生まれた際に、文大統領が平壌を訪れて、その緊張緩和に努めたと伝えられています。韓国内ではその役割を評価する向きもあるのですが、米国内そして中国、ロシアなどの“関係国”の中では、最初こそ、評価する向きもあったのですが、今では「文大統領は金正恩氏のスポークスマン」とか「まるで大韓民国を北朝鮮に差し出したようなそぶり」とまで批判されていますし、トランプ大統領、習近平国家主席、そしてプーチン大統領からも、まともに相手にされていないとのことです。

さらに日本については、再三の「日朝首脳会談へのつなぎ」や「拉致問題への言及と具体的な進展の依頼」、「北朝鮮とのやり取り内容のシェア」など、いろいろと安倍総理から文大統領に依頼してきましたが、一度もまともに応えてくれたことはありません。また、アメリカのペンタゴンから聞いた話によると、米朝首脳会談の可能性が出てきたころから、トランプ大統領やマティス国防長官の意向もあり、北朝鮮包囲網を強固にするために(そして対中国包囲網の強化という観点からも)、今後の軍事演習や安全保障関連の取り組みはすべて日米韓の3か国での開催としたい旨、日韓に伝え、日本サイドからは歓迎の意が表明されたが、韓国政府から「断固拒否する」との強いメッセージを受け取ったとのことで、アメリカ政府としては“日韓のスプリット”をはっきりと感じ取ったとのことでした。

この裏では「海上自衛隊の旭日旗問題」があり、「旭日旗を止めない限り韓国は日本とは合同演習はしない」とのメッセージなのですが、「どうして“今”なのか?」と日米ともに腑に落ちない様子です。そのころから、トランプ大統領は安倍総理に対し「文大統領はあてにならない。いざというときは……」と繰り返し述べているそうです。それから、北朝鮮も日米韓が一枚岩でないことを突いて、それぞれに対して微笑み外交を繰り返しつつ、何もしないという引き延ばし対応を許してしまっているということです。

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