花の香に例えて知る、感情や言動が無意識に部下や子に与える影響

 

ちなみに、この手の言い訳は、荒れの見られる中学生(今だと小学校高学年も)がよくする。とんでもない格好や髪形をしてきても、「別に誰にも迷惑かけてねーしの一点張りである。ある中学校の校長先生は、力強くその生徒にこう切り返した。

俺が不愉快だ!

本音・実感の切り返しである。これには、その生徒もさすがに言い返せずに黙ったそうである(全てが自由の学校ならどんな格好でも構わないが、服装のルールのある学校に入った以上は従うべきである)。

要は、望むと望まざるとにかかわらず、何でも周囲に影響を与え広がるということである。自分の行為はすべて、花の香と一緒だということである。特に、教師は香りが強い花だと自覚すべきだということである。

ちなみに、不機嫌も感染する。不機嫌は、無差別に周囲の人に襲いかかり不幸にする最悪の悪臭である。いつ会っても不機嫌な人は、アロマ加湿器と同じ仕組みの「全自動不幸発生装置」である。

逆に、いつも上機嫌の人もいる。常に朗らかで、この人がいるだけで何だか気持ちが癒される、という人である。「職場の花」「癒し系」などと称されることもある。いるだけでみんなが元気になる(ただし、こちらはなりたくても、なかなかなれないのが難しいところである)。

親や教師という子どもにとって最大の環境は、恰好言葉遣い態度行為全てが影響力の塊である。その影響の強大さを忘れないようにしたい。

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