まだまだ続く寒い冬。風邪をひきやすいという人はしっかりケアができていないのかもしれません。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生が、風邪予防にひき始めの呼吸器系症状にも効果があるといわれている「お灸のツボ」を教えてくれます。温めることで効果があるお灸のツボ、一度試してみてはいかがでしょうか。
風邪予防のお灸のツボ
【オススメは「風門(ふうもん)のツボ」】
風邪のひき始めは、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・咳の出始めなど、呼吸器系症状から気になり始めます。冷たい空気を吸い続けている冬の暦の間は、こうした呼吸器粘膜を丈夫に過ごすことで、風邪の予防や花粉症の予防に役立ちます。オススメなのが「風門のお灸」です。
「風門のツボ」は背中の肩甲骨の間の上の方にあります。首を前にうなだれると、肩と首のつけ根の間の背骨がポコンッと出っ張ります。この出っ張った背骨の斜め下外側の背骨の両脇の筋の突っ張っているところに「風門のツボ」をとります。
【外出時も首のつけ根をケア】
朝夕や外出先から帰宅した時、「風門のツボ」にお灸をすることで、呼吸器粘膜や冷たい息を吸い込んだ肺の働きの負担を減らすことができます。また、外出時も首のつけ根を保温するように、厚手のマフラーを巻いておいたり、貼るタイプのカイロを貼りつけて出かけるようにするとよいです。
【寒気を伴うようならインフルエンザかも】
風邪の予防や風邪のひき始めの軽い呼吸器症状がある時は、シナモンティーがオススメです。シナモンには呼吸器の働きを高めたり、抹消の血管を丈夫にして血流を高めて、呼吸器の粘液の分泌をよくして痰の切れを改善してくれる効果があります。
もし、呼吸器症状に強い寒気とともに、頭痛や強い肩コリ、関節痛を感じるようならインフルエンザのひき始めかもしれません。寒気をとり除くように可能な限りカラダを温かくして温かい布団にくるまって寝て過ごすことがオススメです。
また、必要を感じたら、早めに医療機関を受診するようにしましょう。今年のインフルエンザの流行は、ちょっと遅めのようですが、油断は禁物、ですね。
【まとめ】
- 風邪のひき始めや予防には「風門のお灸」
- 外出時は「襟元ケア」(マフラー、ストール、貼るタイプのカイロ)
- 風邪の予防や軽い呼吸器症状には「シナモンティー」
- 強い寒気と関節痛はインフルエンザかも→早めの病院受診
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