パーソナルブランド協会が記してあるように、その人ならではの価値提供を約束し、選ばれる人になる、これです。その為には、自己研鑽をし、それによって得られた知識、技術を踏まえた実績などの事実のみを情報提供すること、です。
と、こういうことをいうと、「えっ、それでも選んでもらうためには自分を知ってもらう必要があるのでは?その為にはやっぱり、演出はある程度必要なのでは?」というような意見が出てくるかもしれません。
確かに理解はできます。ですが、自己演出をして「知ってもらい、選ばれる」というのと、純粋に「その人の持つ質で選ばれる」というのとでは意味合いが違います。つまり、
- 選ぶ側の人間がその相手に対してどこに必要性を感じ、信頼性を覚えるのか?
ということと、
- 自己演出によるアピールで選んでもらう
というのでは違うということです。自己演出しなければならない、ということは逆にいえば、まだまだ真のパーソナルブランディングが出来ていないというようなことがいえるのです。
SNSの台頭により、情報過多、ニーズの多様化が進む昨今、人が人を選ぶ基準も様々です。ましてや大切な経営や営業の相談を誰にするか?なんてことは尚更です。演出だけで「おっ、この人は凄い!」なんて思わすことは簡単ですが、スグに見抜かれてしまうのも事実です。
本物だけが生き残る時代、というようなことも言われて久しいですが…、本物志向のニーズに対応でき、その資質を持ったコンサルタント(人)が本物であり、選ばれるのです。
ぜひ、あなたがコンサルタントに仕事を依頼したり、相談をするのなら、過剰な自己演出に惑わされないようにくれぐれもご注意下さい。
■今日のまとめ
「自己演出に躍起なコンサルタントは中身がない」
- 本文を参考にパーソナルブランドが自分自身出来ているか?振り返ってみる。また、社内でパーソナルブランドについてどういうものか?話し合ってみる
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