かえって大人になってからの方がなおる可能性があります。大人なら、自分の仕事、生活、将来、人生などを真剣に考ることができるので、「こんなことではまずい。直さなければ!」ということで、スイッチが入るのです。
でも、子どものうちに叱りすぎて、自己否定感にとらわれてしまっていると、スイッチが入りそうなときにも「どうせ、自分はダメだ」となって、イマイチ入らないままになってしまいます。
ですから、自己肯定感を育てながら長い目で待ってあげることが大事です。待てる親であってください。待てない親は、子どもの後伸びの芽を事前に摘み取ってしまいます。
待てる親なら、しかるべき時に子どもが自分で勝手にスイッチを入れて、がんばり始めます。そのときに、一気にぐ~んと伸びます。人間の成長というのはそういうものなのです。
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