例えばゴルフなどは、最初に使う道具は先輩からもらったおさがりやホームセンターで安売りしているセットで済ますことがままあります。しかし、今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょーおんさんが、本気でものにしたいならまずは道具に金をかけるべしとし、その根拠を記しています。
新しいことを始める時には
本当はこのエントリーは新年に出したかったんですが、タイミングがズレてしまいました。まさか来年の新年まで待つのはイヤなので、ここで公開します。
みなさんは、今年何か新しいことを始めましたか?
ええと、良く考えたらこの数年ひとつも始めていません、と言う方は、この先の人生がドンドンショボくなりますから、何か始めた方が良いですよ。これは趣味系でも、勉強系でも、教養系でも、体育系でもなんでも良いんですよ。
全く知らなかった世界に触れる、その世界からエネルギーをもらうということが目的なんですから。
ところが、折角始めたのならば上達したい、人に自慢できるようになりたい、副業が出来るレベルになりたいみたいな承認欲求が立ち上がる人もいますよね。
え?そんなつもりは全く無いって?そういう人は今日のエントリーは飛ばして下さい。
始めた以上、上達したい!もっと深く知りたい、人に教えられるレベルになりたいと考えるのは非常にまともというか、良くあるパターンですよね。ところがこの願望が成就する人って、驚くほど少ないんですよ。その理由がどこにあるのかというと、簡単に言えば、
■ おカネをケチるから
なんですね。
- まだ初心者だし…とか
- そもそも続けられるか分からないし…とか
- 最初は試しだから安いヤツでも良いかと
みたいに考えてしまうんですよね。特に道具が必要な趣味系や、体育系では
● 可処分所得の限界までドカッと資本投下をする
のが結局は長続きに繋がるんですよ。
私の記憶が正しければ、将棋界の第一人者だった大山康晴永世名人が、「どうやったら将棋が上手くなりますか?」と訊かれて、
● 良い駒と盤を使いなさい
って答えたんですよ。勉強方法とか、戦法とかを訊いたつもりだったのに、返ってきた答えが駒と盤におカネを掛けろですからね。安物のチャチイヤツを使っているから、情熱が高まらないのだと氏は知っていたわけですね。
メジャーリーグのイチローだって、子供の頃に買ってもらったグラブが小学生なのにプロ仕様だったというのは有名な話でしょ。ここで子供用とか、初心者用ってのを親が買っていたら、今のイチローは存在していないかも知れないんですよ。
斯く言う私も、数年前にギターを再開した時に買ってしまったのが、これですから。
「リッケンバッカー(Rickenbacker) 325|エレキギター 通販・価格比較」
ん?ってかメチャメチャ値段が上がってるじゃないですか。私のは中古ですからこんなに高くなかったんですが、それでも免許取り立ての初心者がフェラーリを運転するような感じだったのは間違いありません。
おカネを掛けると何が良いのかというポイントをいくつか書くと、
● 道具が良いと上達しやすい
というのがあるんです。ギターなら弾きやすさとか、音の良さとか、メカニカル系だと壊れにくさとかもあると思うんですよね。やっぱり高いヤツって、モノが良いんですよね。
私が中学の頃に買ってもらったギターは、モーリスという日本ブランドの3万円のだったんですが、今なら持った瞬間、手に触れた瞬間に、「こりゃ無いわ」と感じるレベルのモノだったんですね。
もうひとつは、
● 清水の舞台から飛び降りちゃった効果
が期待出来るというのがあります。自分の経済状況でマックスの金額を投下したら、簡単に諦めるわけにはいきませんよ。3万円のギターなら、まだ諦められますが、ゼロがひとつ増えたら、こんなところで止めるわけにはいかないぞって思えますよね。
というか、そう思える金額を張り込むというのが正しい姿勢なんですよ。