なぜ大人が「気高さ」を持つことが、子供のいじめを無くすのか

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「子供は周囲を模倣して育つもの」であると言います。ならば、子供にとって身近な存在である親をはじめとする大人は、どのように模範を示すべきなのでしょうか。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』では、アカデミー賞映画『グリーン・ブック』の印象的な台詞を紹介しながら、いじめの無い社会を目指すために、気高く生きることの意義を説いています。

大人の気高さ

いじめを見て止める子供の割合は、成長するにつれて少なくなる傾向がある。それは「大人」に近づいていくからである。そして多くの大人はいじめに対し無関心であり傍観者である。

ネット社会では、誰でも意見を表明することが可能になった反面、素晴らしい行為に対しても揶揄したり罵倒したりといった行為が後を絶たない。素晴らしい行為も批判の声に埋もれてしまう。玉石混交の世の中で、果たして本当に素晴らしいものはどれくらい子供の目に映っているのだろう

いじめというネガティブなものをなくすには、世の中に、それと両立しないポジティブなものを増やしていくことが大切である。

その一つに気高さがあげられるのではないだろうか。子供は周囲を模倣して育つもの。私たちの周囲を見渡したときに気高い人はいるだろうか。人を差別したり攻撃したりせず自分の損得に関わらず正しいことを主張し行動できる。そんな気高い大人がどれくらいいるだろうか。

本年度アカデミー作品賞などを受賞した映画グリーン・ブック』は、天才黒人ピアニスト、シャーリーとイタリア人運転手トニーの交流を描いている。黒人差別が色濃く残るアメリカ南部に、2人はコンサートツアーに出かける。

喧嘩っ早いトニーに、シャーリーは言う。

「人は決して暴力では勝てない。威厳を保ったときだけ勝てるんだ」

威厳、品位を保つシャーリーとの交流によって、黒人への偏見を持つトニーも次第に変わっていく。

ちなみにグリーン・ブックとは黒人が利用可能な施設を記したガイドブックである。これは1936年から1966年に実在したものだ。そして、この映画も実話をもとに作られている

映画の中でトニーはシャーリーにこう語る。

世界は最初の一歩を踏み出すのを恐れる孤独な人々で溢れている

誇りを持つ子はいじめをしない。世界中の人が、誇りを持つために、それぞれの一歩を踏み出せば、きっといじめはなくなっていくだろう。

守矢光児

image by: Shutterstock.com

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「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。

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