「やる気が出る」と「伸びる」は別。「褒めて育てる」が危険な訳

 

「私は褒められて伸びるタイプです」という人は、結局、都合が悪い事、「あっヤバイなということに対して理屈をこねたり言い訳を探したりして逃げだす人です。決して伸びません。

ですので、叱るときは叱る、注意すべきところは注意する、それがあって、褒めるときは褒める、です。別に「アメとムチ」という使い分けのテクニックとかでもなんでもなく、その時々の状況に応じた指導が良いということです。当たり前のことが大切なのです。

部下や後輩を指導する人は、叱るときは叱り注意すべきことはきちんと注意しましょう。そうしないと「処理」ではなく「対応」できる人が育ちませんし、自社や自分の非に対しても改善できる力を養える人が育ちません。

部下の人は、上司や先輩、あるいはお客様から叱られた時は、真摯に受け止めきちんと向き合いましょう。そして、心の中で言いましょう。「また1つ成長させてくれる機会を下さりありがとうございます」と。

  • 叱るときは叱り、褒めるところは褒める
  • 叱られるときは叱られ、褒められるときは褒められる

当たり前でシンプルなことが一番に理にかなってます。

■今日のまとめ

「『褒められて伸びるタイプです』というだけでは伸びない」

・社内で「叱るときは叱る、褒めるときは褒める」メリハリのある環境ができているか?チェックしてみる
・お客様からのクレームやお叱りを受けとき、対応でなく処理になっていないか?チェックしてみる
・チェックしたことにより改善するところがあるとすればどのように改善すればいいか?考えノートに書き出す
・周りに「褒められて伸びるタイプです」という人がいればそれは錯覚であることを教えてあげる

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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