他にも、ダイエットコーラを飲んだ人が肥満になったという記事を読んだこともありますが、これもダイエットコーラが原因なのかは少々疑問です。元々、肥満の人がダイエットコーラを飲んだのかもしれませんし、それ以外の食の要素の検証も十分になされていません。
また更に極端な否定の理由として、脳障害を起こしたとか、神経系に障害が起こるとか、不妊、流産、精子が減る等々さまざまな危険性を訴えられています。
しかし、少なくとも厚生労働省において厳しい実験を実施して、摂取許容量なども決めるなどかなり厳格な安全基準を設定して、そのすべてをクリアした人工甘味料だけが食品添加物として認可されているわけですから、それに対しては極端に怖がる必要はないと思います。
あとは、もう価値観の問題かもしれません。健康害が明確にあるとわかっているタバコですら20歳を過ぎれば吸うことは認められているように、わずかなリスクでも避けたいという発想自体は否定するものではないでしょう。ただ、個人的にはあまり気にせずに使用すればいいと思います。
一方で、例えば、カロリーゼロという表記には少し注意が必要です。カロリーゼロとかノンとかレスといった表現は、必ずしも完全にゼロでなくても可能だからです。
これは100mlあたりで5kcal以下であれば表記が許されています。つまり、500mlのペットボトルにつき、最大25kcalのカロリーが含まれているという可能性があるからです。
またカロリー以外にもカフェインが含まれていたり、砂糖やブドウ糖以外の甘味料の場合は自然とか人工とかにかかわらず、大量に摂取すると下痢を起こす可能性もありますから、水の代わりにダイエットコーラを飲むというのは止めるべきでしょう。
ダイエットの際には口さみしさや空腹から、どうしてもゼロカロリードリンクやコーヒーの摂取量が増える傾向にあります。ダイエット自体が健康目的であるならば、あまり極端な量の利用は避けるべきかもしれません。
ただ、コンテストであるとかある種の規格外を目指すためのダイエットの場合は、期間限定で気兼ねなく利用してはいかがでしょうか。最近は、普通の炭酸水も随分と普及していますから、こちらを利用すればより心配は減るかもしれません。
飲み物以外であれば、キシリトール系のガム、干し梅、スルメといったコンビニで簡単に入手できるものも、意外にお役立ちアイテムです。
私は糖質を制限している時の、低血糖や立ち眩み対策には、いつも個装のクッピーラムネを持ち歩いていました。ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、炭酸水と一緒に必須アミノ酸を飲むという方法も、空腹を感じにくくなって利用していた時期がありました。
ご参考にしてみてください。
image by: shutterstock.com