「コミュニケーションが苦手」「大事な場面になると緊張して言葉に詰まる」「自然体の会話がぜんぜんできない」そんな方のために、メルマガ『八嶋まなぶの 『儲かる気づかい モテる気づかい』』の著者・八嶋まなぶさんが、3000人のVIPが使っている、すぐ実践できる「モテ会話テクニック」を紹介しています。
会話は「合気道と同じ」である
3000人のVIPを観察していて発見したことがあります。それは「会話とは合気道と同じである」ということです。
合気道とは力やワザで相手を倒すのではなく、相手の力を利用=つまり「受け」を使う武術のことです。相手の力が強ければ強いほど、その受けの効力が増していくのが他の武術とは違うところ。この「受け」という発想がVIPの会話術の極意と同じでした。
昔から「会話上手は聞き上手」というように、コミュニケーションの上手い人は「自分が話すよりも、相手に話をさせること」に主眼を置いています。
あなたも他人の自慢話は聞きたくないけど、自分の自慢話ならいくらでも話したいと思いますよね。つまり人間は、他人に自分の話を聞いてもらうと快感を覚える生物なのです。この特性をVIPは利用し、相手の話を受けて、何倍にも会話を広げてモテていました。
とはいえ、「自分はうまく話を受けることができる方ではない」という人も多いと思います。
でも大丈夫です。人によって異なる「きちんと話を聞いてもらっていると感じるツボ」の公式化にVIPは成功しています。
この公式を使えば、ほとんどすべての人が「自分の話をよく聞いてくれている」と感じてくれます。次からその方法を詳しくお話ししていきます。とても簡単で、誰でもすぐに真似できる方法ですので、ぜひあなたの会話に取り入れてみてください。
VIPの受けの公式1 うなずきの3回セット
人の話を聞くときは「あいづち=うなずきが大切」と昔から言われています。
でもその最適なうなずき回数まで教わったことはないですよね。
この回数が実はミソなのです。
あなたがうなずいたと思っても、相手が「たしかにうなずかれた」と思わなければ、そのうなずきは、意味のないものになってしまいます。
そこでおススメなのが、小さなうなずき2回+大きなうなずき1回という「うなずきの3回セット」です。
やり方は簡単。相手の話を聞きながら、「うんうん」と小さいうなずきを2回繰り返し、その後、「なるほど」という具合に大きなうなずきを1回入れるだけ。
この3回のセットがポイントです。特に3回目の大きなうなずきを見て、自分の話に注力し、感心してくれている(興味を持ってくれている)と相手は感じます。それはまさに海辺の波のよう。徐々に感心し、大きくうなずく。この形から入るというのも、モテる人の工夫です。
VIPの受けの公式2 ノートに〇を書く
ビジネスシーンでも、受けのモテ技があります。それが「ノートに〇を書く」というやり方です。
会議や商談など、ビジネスシーンではノートにメモを取るのが一般的です。
そんなとき相手の目の前でメモを取りながら、相手の発言部分のメモに、大きく〇印を書いてみましょう。できれば赤ペンに持ち替えて、大きく〇を書くのがおススメです。
たったこれだけで、相手は「私の話に注力された」「きちんと話を聞いてくれている」と思います。自分の発言に大きな〇印を入れられて、嫌な人は誰もおりません。
どうせメモを取るのであれば、きちんと相手に「あなたの話はとても重要です」と見える化してあげるのが、モテる大人の作法です。
VIPの受けの公式3 「さすが」と言う
特に男性に使える受けワードが「さすが」です。
男性は一般的に「デキる人」と思われるのが好きな生き物です。そんな男の深層心理を、VIPは、会話の受けでも刺激していました。
たとえば、相手がためになる話をしてくれたとします。
そんなとき話しが下手な人は「なるほど」と言い、普通の人は「すごい」、上手い人は「さすが」と返答します。
いかがですか?ほんの少し言葉の選び方を変えただけで、印象が180度異なりますよね。
「さすが」は相手の発言だけでなく、相手のポテンシャルまでもほめることができる魔法の言葉です。ポテンシャルまでほめてくれる人がいたら、思わずその人のことが好きになるのは当たり前です。ぜひ男性には「さすが」を使うように意識してください。
VIPの受けの公式4 「頑張っているね」と言う
女性にももちろん公式の言葉があります。それは「頑張っているね」です。
一般的に女性は会話に答えやアドバイスを求めていないと言われています。そうではなく、女性が求めているのは「自分の話への共感」とのこと。
私も妻と会話しているときにアドバイスをしてしまい、「私はあんたの部下じゃない」と叱られたことがありました、、、。
女性の話を聞く際は、自分の意見をいうのではなく、「頑張っているね」と答えてるようにしてください。たったこれだけで、相手は「私を大切に考えてくれている」と思ってくれます。嘘みたいな本当の話ですが、VIPはこのマジカルワードを密かに使っています。
まとめ
聞き上手はモテ上手。そして聞き上手とは会話の合気道で、誰でもなれるものです。
正しい受けの公式を覚え、それを使いこなす。
たったこれだけで、相手が思う会話の満足度は、ぐんと上がります。
面白いことをいうからモテるのではありません。相手が面白いと思うように話を聞くからモテるのです。この発想の転換で、誰でも面白いようにモテるようになります。モテる気づかいを行えば、あなたの人生は天と地ほど変わり始めます。ぜひあなたの人生をバラ色にしてみませんか。
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