没落の中国。天皇まで利用し平成をしゃぶり尽くした国が滅びる日

 

万世一系の日本と易姓革命の中国は、非常に対極的です。なぜ同じ東洋で、これほど国体が異なるのかということについては、諸説ありますが、地政学、自然生態系から社会の仕組みなど、長い歴史的文化風土の所産です。

万世一系については、よく「万邦無比」ともいわれています。それは、日本史には権力を争いは何度もあったものの、万世一系を潰そうとする者は現れなかったからです。

神代から平成、令和までに至って万世一系が可能だったことは、「世界の奇跡」とまで感嘆されます。いかなる国や政権も万世一系を望みながら、中華の国々のように「易姓革命」によって潰されてしまいました。

この世界の奇跡をいかに守っていくかが、現在の日本人の使命」だとまで私は考えています。

「易姓革命」の国々の現実を見ると、外からの要因よりも内からの要因によって、政権が崩壊していくことが多いのです。「天下一国主義」を理想としても、バラバラのものを「統一する」のは極めて難しく、すぐに政権も社会も不安定化してしまいます。それを無理やり統一しようとすると膨大なエネルギーがかかるのです。

その意味で、「万世一系」は決して「無理やり統一」しようとした結果ではなく、やはり長い間日本人の心に寄り添う存在だったから可能だったということができます。極めて安定しているから、分裂しない。物理法則にかなっています。

平成の30年間から令和の新しい元号を迎え、私も、いよいよ「日本を取り戻す」の実現へと向かうことへの期待と、輝かしい時代とするために、われわれもますます頑張らなければならないという新たな気持ちに溢れています。

元号について、いまだに「天皇の時間支配だ」などと批判する人がいますが、万世一系を守り続けてきた日本人にとって改元というのは、ある意味では変わらぬ伝統を保ちながら、日本人の気持ちや社会の雰囲気を一新させて、新たな時代に向けて「生まれ変わるための偉大な知恵なのかもしれません。

image by: 首相官邸

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