没落の中国。天皇まで利用し平成をしゃぶり尽くした国が滅びる日

 

2001年に小泉純一郎氏が首相になると、毎年、靖国神社を参拝するようになりましたが、これによって中国では反日感情が高まり、重慶で行われた2004年のサッカー・アジアカップでは、日本のチームに対してブーイングが起こり、また、選手のバスが民衆に取り囲まれるという事態まで発生しました。

そして2005年3~5月にかけて、日本の歴史教科書問題や国連安保理常任理事国入りへの反対運動をきっかけに、中国各地で大規模な反日デモが発生、日本料理店などが襲撃されました。上海の日本総領事館が中国人に取り囲まれ、石やペットボトルが投げ込まれ、総領事館の窓ガラスなどが破壊されました。

2010年には尖閣諸島付近で中国漁船が海上保安庁に体当りする事件が発生、さらに2012年には香港の活動家が尖閣諸島に上陸。いずれも民主党政権時に起こったことでしたが、当時の政府は中国との関係を重んじて、情報を非公開にしたり、逮捕した活動家をろくに取り調べもせずに中国に送り返してしまいました。

こうした事態を受けて、当時の東京都知事だった石原慎太郎氏は、東京都として尖閣諸島を購入することを発表しましたが、中国の反発を恐れた当時の野田佳彦政権は、尖閣諸島を国有化することを決定します。

ところが、むしろ中国はこのことに大反発し、中国全土で過去最大の反日デモが発生、日本系の飲食店、スーパーなどが襲撃され、略奪、放火、破壊が相次ぎました。暴徒は町で日本車を見かけると片っ端から破壊し、運転者に対して暴行を加えました。

ある西安の中国人はカローラに乗っていたためデモに参加していた若者に暴行を受け現在もなお半身不随で入院生活を余儀なくされているそうです。

日本車に乗っていたため反日デモで暴行受けた男性、4年たった今も続く入院生活、加害者は抗日ドラマ好む若者―中国

極端な反日教育の結果、若者たちの対日感情が非常に悪化し、当初は反日デモは中国当局が呼びかけていたものの、一旦、デモが始まると暴走に歯止めが効かなくなり、しかも反日デモが、日頃の不満をぶつける反政府デモへと転換する恐れも出てきたため、この2012年を境に、中国では反日デモを規制するようになっています。

巨大化した中国は、尖閣諸島のみならず南シナ海の領有権も主張し、同海域における軍事拠点化を進めるようになりました。

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