安倍総理は、トランプの「ポチ」ではない
総理大臣は大変です。トランプさんの機嫌が悪ければ、「アメリカ大統領の機嫌を損ねた」と批判される。トランプの機嫌がよければ、「アメリカにすり寄る安倍は、トランプのポチだ!」と批判される。機嫌を損ねても、喜ばせても、どっちにしても批判される。
とはいえ、「安倍はトランプのポチだ!」というのは、まったく事実ではありません。証拠もあります。
- トランプはTPPに反対、安倍さんは賛成
- トランプはイラン核合意離脱、安倍さんは合意支持
- トランプはパリ協定離脱、安倍さんは協定支持
- トランプは自由貿易反対、安倍さんは自由貿易支持
- トランプは「エルサレムはイスラエルの首都」と主張、安倍さんは、これに反対
というわけで、二人の意見は、重要問題でことごとく対立しています。これで「ポチ」という人は、いったい何をもってそういうのでしょうか?まさか、「一緒にゴルフをしたから」とかいわないでしょうね????
日本にとってのトランプ・アメリカ
さて、「全世界と対立している」といっても過言ではないトランプさん。まことに難しい相手です。それでも、アメリカは日本の同盟国。対中国で、絶対必要な存在。なんといっても、中国は、「日本には、尖閣だけでなく、【沖縄】の領有権もない!」と宣言している。全国民必読証拠は、こちら。
日本一国では、核を持つ強大な敵に勝てない。だから、アメリカとの強固な同盟関係が、絶対不可欠。それに、北朝鮮問題、拉致問題も、アメリカの助けなしに解決しません。むこうは、核をもっているのですから。
こう考えると、安倍総理は、見事に国益を守っておられる(中国接近は、かなり気になりますが…)。米中覇権戦争の混迷期に、安倍さんが総理であること、日本はラッキーです。
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