どちらかというと、大事なのはこっちです。
「(お探しのアイテムがありご要望を伺おうとすると)もう歳だから、何でもいいのよ」
この場合は、私は全力で「そんなことない」ということを理解してもらいます。
ご年配の方の場合、ご自身のご年齢で、良い商品を買うことを諦めようとする方が実は少なくありません。ですが、個人的にはそれは避けて欲しいと思っています。
お客様には長く素敵に人生を楽しんでもらいたいと思っているので、やっぱり良い商品を選んでもらいたいのです。ですから、上記のようなことを言われたら、割と真剣な顔で、
「お客様、失礼ですがそれは逆です。そう感じていらっしゃる方ほど、ご自身に合うものを選んでいただくことで、周りからの見え方も、ご自身の楽しみ方も変わってきます。わざわざ高いものを選ぶ必要はないですが、お客様にピッタリのものを、ぜひ私に紹介させてください」
みたいなことを伝えます(商品によって言い方も変わりますが)。この辺は結構本気の気持ちです。
変な話、自分の親が、「もう歳だから何でもいいよ」と言い出したら、私はあまり「そうか」とは思えません。やっぱり、いつまでも若くいて欲しいし、どうせなら素敵に最後まで生きてもらいたいと思うからです。そんな気持ちで接客をすれば、言葉も変わってくるんじゃないかなーと。
参考になるかどうかはわかりませんが、私の場合の接客のお話でした。
何にしても、「こう言われたら」という時のことを考えておくと、その場しのぎの接客にならないで済むと思います。ご家族や知人の方に、どう言われたら嬉しいと思うかを聞いてみるのも良いかもしれませんね。
ぜひ、シチュエーションごとに考えてみてもらいたいと思います。
今日の質問です。
- ご年配の方から言われて困るようなフレーズにはどんなものがありますか?
- それに対してどう答えれば、良い接客になると思いますか?
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