詰め込み過ぎはNG。プレゼンのスライドに入れるのは20文字まで

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プレゼンや営業など、ビジネスシーンで重要とされるのが、伝わりやすく話すスキル。とは言え一朝一夕で身につくものではなく、多くの方が苦労しているのも事実です。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが、セミナーや講演をする際に心がけているという「伝え方のコツ」を紹介しています。

プレゼンを上手に行う3つのポイント

あなたは大勢の前でプレゼンを行うことはありませんか。その時、うまくしゃべれるだろうか、緊張せずに話せるだろうか、と心配になることはないでしょうか。講演やセミナーでしゃべり慣れている人がうらやましいと思われるかもしれません。

では、そのしゃべり慣れている人の話は、伝わりやすいのでしょうか。必ずしもそうだとは言い切れません。実は、伝わりやすく話をする人にはちょっとしたコツがあります。

私も仕事柄セミナーや講演をする機会が多いのですが、決して話がうまい方ではありません。しかし、うまく伝えるためのコツは学びました。ですから、分かりやすいと言われることもよくあります。

そこで、私が学んだコツを、簡単にお伝えしましょう。そのうまく伝えるコツは3つあります。それは、

  • 話の構成
  • スライドの作り方
  • 話し方

です。順番に説明します。

まずは「話の構成」。これは、どんな順序で話を組み立てたらいいか、ということです。その順序を守ると、伝わりやすくなります。そして、その順序は、

  1. 本日の伝えたいこと
  2. 自己紹介
  3. 問題提起
  4. 解決方法
  5. 本日のまとめ

です。1つずつ説明しましょう。

話の構成

本日の伝えたいこと」とは、一番伝えたいポイントということです。つまり、話の結論を最初に短い言葉で伝えます。今回の内容で言えば、「分かりやすく伝えるコツは、話の構成、スライドの作り方、話し方の3つです」ということです。

最初に結論を伝えることで、聞き手はそれを意識して聞くことが出来ます。だから、伝わりやすくなるのです。

次は「自己紹介」。これも手を抜いてはいけません。

自己紹介では、よく自分の経歴や実績、資格などについてだらだらと述べる方がいます。これが伝わらない原因です。

自己紹介のポイントは、今回この話をするにふさわしい人間であることを伝えることにあります。このような経験や能力があるからこそ、この話が出来るということを示すのです。

例えば「10年間のコンサルタント経験の中で、100回を超えるセミナー・講演を行ってきた」と紹介すればどうでしょう。

3番目は「問題提起」です。この問題提起の仕方がおかしいと、話がよく伝わりません。

今回は、「うまく話したい、緊張しないでしゃべりたいとは思いませんか」というのが問題提起です。

聞き手がそうそうと思うようなことを問題提起としてあげましょう。

4番目が「解決方法」です。参加者は、これを知りたくて話を聞きに来ています。問題提起をした以上、解決してあげなくてはいけません。

そして、そのポイントは、「簡単に実行ができる解決方法を提示することです。

最後に「本日のまとめ」を話します。1時間も2時間も話をしていると、いろいろな話題が出てくるものです。その散らかった話を最後に簡潔にまとめます。聞き手は、そのことで話の理解が進むのです。

このように「話の構成」の順序を守ることで、伝わりやすくなります。

次は3つのコツの内の「スライドの作り方」です。

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