理科の「氷が溶けると何になる?」に小学生が記した柔らか回答

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学校教育における「試験」には決まった答えがしっかりと用意されているものですが、当然ながら社会に出ると答えは一つではないどころか、そもそも答えのないシーンにも遭遇することすらあります。今回の無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを!』では著者の石丸智信さんが、子供の多様な考え方や発想を阻害してしまう画一的な教育について疑問を呈しています。

その答えは絶対ですか?

突然ですが、ここで問題です!「1+1=の答えは何でしょうか。「なに当たり前のことを聞いているの!」「答えは“2”に決まっているじゃないか!」と怒られてしまいそうですね。算数では「2」が正解ですが、ここでの答えは2ではありません。「そんなわけないだろう!!」という声が聞こえてきそうですね。

答えは、漢字の」です。なぜかというと、「1+1=」には、縦棒が3本横棒が3本ありそれを組み合わせると」になります。この問題と答えは、私が、子どもの頃に、友達から問題を出されて、私も「2」と答えて、まんまと引っかかった問題で、いまだに記憶に残っています。

私たちは、普段の日常生活においても、「1+1=2」というような答え方を習慣としているように思います。与えられた問題、課題に対して、適正適切的確な答えが常に1つあると思ってしまいがちです。そのために、学校や職場などでも、唯一絶対の答えを探し回り、見つけようとしてしまいます。

これまでは一般的に、「唯一絶対の答えは必ずある」という前提のもと、そのような答えを早く、間違いなく、正確に出した人を評価されてきたように思います。多かれ少なかれ学校の勉強においては、表面的な問題質問等に対して表面的な答えを出していくという練習を繰り返してきたように思います。

そこでは、「答えは常に1つ」という前提があるので、答えをわざわざ、自分が考えて創り出す必要はありませんでした。

そして、「自分はこうだと思う答えをいくら論理的に理路整然と説明しても模範解答と違っていたら×バツ)になってしまいます。

こういったことを端的に表す一例として、弊誌でも以前取り上げましたが、理科のテストで、「氷が溶けると( )になるという問題が出されました。その問題に、ある北国の小学生が「(春)」と答えました。正解は(水)であり(春)は不正解になったというエピソードがあります。

私たちがこれまで経験してきた経済社会環境は大きく変化する中において、これまで経験したことがないような経済社会環境が、非常に複雑化多様化した時代となっていますね。

こういった時代背景の中で、子どもたちが、「よい学校、よい会社」に入るだけの問題ばかりを解いていると、正しい答えはただ1つ、他はすべて間違いと考えて、視野が狭くなってしまうのではないでしょうか。

まさに、複雑化多様化した経済社会環境に対応することが難しくなると言えるのでしょうね。

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