経営コンサルタントの見つけ方
かつて、多くのチェーンストアが渥美俊一氏の薫陶を受けました。一倉定氏や船井幸雄氏の指導を受けた会社も多いです。今もそうした力のある経営コンサルタントはいるでしょう。しかし、指導を受けるにしても、それなりの費用を覚悟しなければなりません。
では、そんな有名なコンサルタントではなく、普通の経営コンサルタントはどうでしょう。私の周りには、そんな普通の経営コンサルタントがたくさんいます。まずは、そうしたコンサルタントを入り口にしてはいかがでしょう。
とはいえ、どうやってそのコンサルタントを見つけたらいいでしょう。検索をして、ホームページを見るだけでは、なかなか分かりません。
町の小さなコンサルタント事務所は、自分でセミナーを開いたり、商工会議所などに呼ばれて講師をしています。これを調べて、気になるテーマのセミナーに参加してみてください。すると、何人かの経営コンサルタントに出会うことができます。その中に、波長の合いそうな人が見つかるかもしれません。良い相談相手になる可能性があります。
ただし、せめて5年以上の中小企業コンサルティング経験のある方が良いでしょう。さらにいえば、少しは失敗経験のあるコンサルティングが良いと思います。もちろん、知人から紹介されたコンサルタントも良いです。きっと、期待以上のアドバイスをくれるに違いありません。
さて、そうして相談相手が見つかったとします。あなたが気を付けることがあります。それは、コンサルタントに相談するときは「素直」になることです。謙虚に学ぶという姿勢を持ちましょう。
とはいえ、自分なりの経営哲学を持つことも大切です。経営コンサルタントはアドバイスはしてくれますが、決断をしてくれるわけではありません。考え方の「芯」を持っていることで、コンサルタントの意見をより役立てることが出来るのです。
ぜひ、そんな相談相手を見つけてください。もちろん、対価は必要ですが。
■今日のツボ■
- スポーツショップの相談相手は、業界の中にいなくなった
- 「経営コンサルタント」は、良い相談相手になる
- 相談をするときも、自分なりの経営哲学を持っていること
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