しかも、はじめから「上限1,000円」という金額ありき、さらには楽天が参入する10月までに省令を改正するというゴールが設定された上での、拙速な動きだからこそ、業界内から反発の声が上がるのだ。
次回は6月18日に開催される予定だ。しかし、これが会合の「最終回」となっている。つまり、10月の省令改正までに間に合わせるには、このタイミングで最終回にして結論を出してしまわなければならないというわけだ。
こんなにまでして、大した議論もせずに結論を急ぐ必要があるのか。まさに参院選と消費増税を睨んだ、政府による国民に対するポーズでしかなく、それに振り回される通信業界と、結果として混乱に巻き込まれる国民が不憫でならない。
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