できない営業マンが言う言葉あるある「結果は後からついてくる」

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なんとなく耳あたりの良い「結果は後から付いてくる」という言葉ですが、ビジネスシーンでは多用しないほうがいいようです。 今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、「むしろ良い結果は後から付いてこないケースのほうが多い」として、その理由を記しています。

結果は後から付いてくる?

「結果は後から付いてくる」という言葉がありますが、ほんとに結果は後から付いてくるものなのでしょうか?そんなふうに考えたことありませんか?

当たり前の話ですが、結果は後から付いてくるのではなくやるべきことをやったから付いてくるのです。やるべきことをやった事象が結果として現れているだけのこと。

たとえば、どうしても乗り越えられない壁があったとして、それを乗り越えるためにどうするか考え、工夫し、何度も行動を繰り返し、ようやく乗り越えたという事実が出来る。これが、結果は後から付いてくる、です。

相談を受けてコンサルティングをしても中々結果が出ない、という人の多く見られるのが、スピード感決断や行動を含むがあまりにも無さ過ぎたり行動力が無いという人。あるいは、言い訳をスグにする人

実際、結果の出ない数人の営業マンの話を聞いていると、頭でかっちになり過ぎていて、行動力、バイタリティに欠けていました。

それでも本人達は「地道に頑張っている」というのです。確かに地道に頑張っているのでしょうが、結果が伴わないのであれば、頑張っているという評価は客観的にはできません。所詮、あくまで本人による自己評価。自分は悪くないという評価に過ぎないのです。

そして、そういう人に限って「結果は後から付いてくる」というのです。これは、本人のスピード感、行動力の無さに対する言い訳にしか過ぎず、逃げの言葉であり自分への慰めの言葉、つまり、甘えているのです。

要は…、結果は後から付いてくる、という言葉は時として、現状から逃げている、ということであり、いかに結果が出ないかということを正当化しているに過ぎないのです。

それでも、「いやっ、コツコツやっていれば結果は付いてくる」と反論したくなるかも知れません。でも、そのコツコツのやり方が間違っていれば、良い結果は付いてこないし、コツコツやる、そのものを創意工夫しなければ結果など付いてこないのです。

結果は後から付いてくるものではなくて、あくまで取り組んだプロセスに対しての事実・事象にしか過ぎず、良い結果、悪い結果、どちらも結果です。良い結果を生みたければ「後から付いてくるという発想思考でいると決して良い結果なんて生まれてきません

■今日のまとめ

「良い結果は後からついてこない」

  • 仕事で良い結果を生むためにどのような姿勢で日頃仕事に取り組んでいるか?自己確認してみる
  • 自己確認したことを基にしてより良い結果を生むための仕事の取り組みに対して創意工夫してみる
  • 上記2点を社内で共有する

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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