台湾総統「密輸スキャンダル」は中国が仕組んだと断言できる根拠

 

もともと民進党政権が気に入らない上に、デモに参加した香港人の保護まで名乗り出ているのだから、中国としては台湾の存在が目障りで仕方ないのでしょう。しかも、中国にとっては台湾も香港と同じ一国二制度」に含まれる地域です。

それなのに、中国にすり寄らず、独自の外交路線を推し進めるなどもってのほか。独自に外交を展開したことを後悔させてやろうということでの、今回のスキャンダルが仕組まれたのではないか、と勘繰ってしまうのは私だけでしょうか。

さらに、台湾メディアは国民党の手中にあります。今回のスキャンダルを最大限に宣伝して、蔡英文のイメージを失墜させ総統選挙に雪崩れ込もうとの魂胆ではないでしょうか。

実際、このスキャンダル以降、調査会社が蔡英文の人気調査をしたところガタ落ちでした。台湾の有権者たちは少なからずメディアの影響を受けています。このままでは中国と国民党の思うツボというわけです。今回のスキャンダルの真相はまだ分かりませんが、私は一連のニュースを見ていると、中国勢力に仕組まれたものだとしか思えないのです。

image by: 蔡英文 Tsai Ing-wen - Home | Facebook

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年7月30日号の一部抜粋です。

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