ソフトバンクが予言。これから10年で起こる「産業界の大変革」

 

デジタル化に尽きる成長戦略と構造改革

日本のGDPは、米国中国に次ぐ3位。しかし、米国・タフツ大学のバスカー・チャクラボルティ教授らが提唱するデジタルGDP(データ生産量、インターネット利用者数、1人当たりデータ消費量、データへの接し易さから算出)では11位という残念なデータもある。

日本のデジタル化の現状

日本のデジタル化の現状

デジタルGDPのトップ10の国は、米国、英国、中国、スイス、韓国、フランス、カナダ、スウェーデン、オーストラリア、チェコの順となっている。

ソフトバンクグループでは、デジタル化に後れを取った日本を覚醒させるエンジンとして、各産業界や政府・地方自治体と連携しながら、5GIoTAIを三位一体化させたインフラ整備をスピード感を持って進めていく方針。

宮内氏は「成長戦略も構造改革もデジタル化に尽きる」と言い切る。既存の産業にデジタルデータをくっ付けるだけで飛躍的な成長ができると、全産業のデジタル革命を目指す。

Photo by: Ned Snowman / Shutterstock.com

長浜淳之介

プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)

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兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)など。

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